「奴隷契約書」  2005/07/03

 1982年のにっかつ映画です。
 にっかつSM女王(といってもM役ですが)の松川ナミさんのデビュー作で、共演は志麻いずみさんです。

 プロの調教師によって奴隷として完全調教された女ナミが、剃毛、浣腸され、木箱に詰められて配送されます。届けられた先はある富豪夫妻の家で、梱包を解かれたナミは、この主人と交わした「奴隷契約書」を暗誦し、奴隷の誓いをします。

 つまり冒頭からヒロインはM女として徹底的に(荷物として扱われるほどに)調教済みなわけで、ここからはひたすら繰り広げられるSMプレイを嬉々として甘受します。
 全身タイツを着せて犬のようにボールとじゃれさせるペットプレイ。山林に連れ込んで木に縛り付けての放置。大量の水を飲ませ首輪をつけて銀座を散歩。そしてその銀座で衆人環視のもと放尿等、羞恥主体のハードなプレイが繰り広げられます。

 このように「ヒロインが徐々に調教されていく」というプロセスは完全にすっ飛ばされているのですが、ではストーリーはどう転がるのかと言いますと、志麻いずみさん演じる富豪の妻の心に、大きな変化が生じていきます。
 前半、妻は、貞淑な性格で経済的に豊かではあるが漠然とした不満を抱えた女として描かれます。その彼女の心は奴隷ナミが入ってきた事によって大きくかき乱され、ついにある大きな決心をする事になります。その決心とは……

 ヒロインの奴隷ナミはある意味「触媒」のような役目で、心の変化、つまりドラマが生じるのは夫妻の関係のほうです。ですからこの妻役の志麻いずみさんの演技も印象に残ります。
 また一方、ヒロインは最初から最後まで健気で可愛いM女ぶりをたっぷり見せてくれる、非常に中身の濃い作品となっています。

[PR]【奴隷契約書】VHS版
[PR]【奴隷契約書】ダウンロード版
[PR]ピンク映画 ch【奴隷契約書】