「団鬼六 女教師縄地獄」  2005/06/06

 麻吹淳子主演の作品です。
 拉致監禁された女教師が教え子の身代わりになり調教を受け入れる、という王道パターンで、なんとなく1965年のアメリカ映画「コレクター」に似たような雰囲気も感じられます。
 では、今となってはありがちな作品かというとそうではなく、現在でもその価値を失わないSM映画の古典だと思います。

 ヒロインを拉致する調教者はピアノの調律師で、彼の家には大きな地下牢が作られています。
 その地下牢で繰り広げられる調教の数々は「SMのカタログ」と言ってもいいほどです。
 犬のように歩かせながらのカテーテル浣腸や、ディルドー付き拘束椅子での責め、革の拘束具を装着していくシーンのこだわり具合、教師と教え子との濃厚なレズキスなど、印象的な場面が沢山あります。
(ただし最初の浣腸の場面で、便が男の顔にかかります。便はもちろん擬似でしょうが、かなりリアルなので、個人的にはここだけが苦手でした)

 現代版として、充分な予算をかけ忠実なリメイクをしたら、すごい作品になると思うのですが……しかし、これだけマニアックなプレイを甘受し、なおかつ演技力のある女優さんを探し出すのは、難しいかもしれません。
 というわけで、この「女教師縄地獄」の価値は、いまだに色褪せていないと思うのです。

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