「縄・トライアングル レズビアン」
森下くるみ、姫咲しゅり、星月まゆら、というSMものに頻繁に登場している女優さんたちの共演作で、登場人物はこの3人だけです。4時間42分の収録時間の内、最後の1時間近くはメイキングとなっていますが、それでも本編が3時間超の長尺です。
かなりの部分がストーリーに割かれており「AVにストーリーは無用」という方には、かなり冗長に感じられるかもしれません。筆者も一度で全て通して観るのは無理で何度かに分けてようやく全編を観ることができました。
姫咲しゅりさんが演じるのは大人しい地味な風貌ながら腕にタトゥーを入れている影のある少女で、星月まゆらさんが演じるのもリストカット癖のある屈折した少女です。この二人が森下くるみさん演じる女流写真家と共に、深い雪の中世間から隔絶した家に閉じこもってレズSMに耽る……というお話です。
姫咲しゅりさんと星月まゆらさんはロリータっぽい雰囲気を持った女優さんで、この役柄によく合っています。
二人とも洋館を舞台にしたゴスロリ風の衣装での調教等が嵌る気がしますが、今作では古い民家を舞台にした和風の緊縛となっています。ストーリー上「世間から隔絶した場所にある家」というロケーションが必要なためこの場所になったのでしょうか。
ストーリーは終盤から非常にヘビーな展開を見せます。それ以降のプレイシーンは、もし早送りしてストーリー部分を飛ばして見たのなら充分エロティックなのですが、ストーリーを踏まえて見ると物悲しい行為に映ります。
今作のストーリー部分を「力作」と見るか「ウザい」と見るか、人によって分かれる所かもしれません。
メイキング部分では、女優さんたちが極寒の中裸で頑張っている様子やインタビューが収められています。
「この作品について一言」と訊かれた森下くるみさんが、長い間じっと黙ったまま答えを探すように考え込んでしまう姿が印象的でした。(2007/02/18)
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